深空日記
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今日買った本
世界の終わりと夜明け前」浅野いにお (短編漫画作品集)

表紙とタイトルと帯のデザインに惹かれて買ってみたら、大当たり。
この作者の漫画を読んだ事はなかったのですが、とても気に入りました。

漫画の背景には加工された写真が使われています。これは最近の漫画にしばしば見られる手法ですね。(低俗霊デイドリームとか。この作品もお気に入りです。)
写真と手描きを融合させて繊細に描かれた背景が、登場人物たちの生きている現代社会を
リアル感を伴って表現するのに役立っていると思います。

現代を生きていれば、感じざるを得ない焦燥感や空虚感、他人との関係性の希薄さ…。
そして、世界(もしくは日本という国だったり、自分にとっての“世界”)が終わってしまうのではないかという、根拠のない漠然とした不安。
そんな現代人の言葉にうまく現せない感覚が、全体から伝わってきます。

個人的に、
「あんまり世の中良い方に進んでるとは思えないけど、生きていくしかないんだよね」
というイメージが浮かびました。すごく個人的な感想ですが。

自分の好みにしっくりきたので、他の作品も読んでみたくなりました。

余談ですが、「日曜、午後、六時半。」という作品には、廃墟が登場します。
そのホテル廃墟のシーンには、マヤカンをモデルにしたと思われるコマもありました。
偶然手にとった本に廃墟が描かれているなんて、とちょっと感動してしまいましたw
そういう空気を持ったものには自然と引き寄せられてしまうのかもしれません。
2008/11/08 00:45 | 日記 | CM:0
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